「家は休むところだから」――義母の言葉が今になって沁みる

食と暮らしのキロク

「家は休むところだからね」

結婚するときに義母からかけられた言葉です。
当時は何となく聞き流してしまったのですが、年を重ねるごとにその重みを実感するようになっています。

思い返せば、あの言葉には
「あなたの目的意識の高さや一生懸命さが家族を息苦しくさせないように」という願いが込められていたのかもしれません。

私は小さい頃から「一生懸命は良いこと」と教えられて育ちました。
だからこそ頑張ることが習慣になり、俯瞰して見ることが苦手なままここまで来てしまった気がします。
その結果、自分自身も家族も「がんばりモード」に巻き込んでいたのかもしれません。


そして今、夫は入院中。
いずれ単身赴任になる予定なので「予行練習みたいなもの」と考えれば大したことではないのですが、子どもに
「お父さんが元気なら、病院に会いに行かなくても大丈夫」
と言われてびっくり。
夫には少し申し訳ない気持ちもしますが、子どものしっかりとした言葉に驚かされました。

母一人子一人の生活。
こうしてメタ的に眺めると「母親の目的意識が強すぎる暮らし」は、子どもにとっても窮屈なのかもしれない、と気づかされます。
だからこそ、冒頭の「家は休むところだからね」という言葉が、今じわじわ心に響いてくるのです。

では、どうすれば「休める家」になるのか。試しに書き出してみました。

  • 一緒にYouTubeを見る
     最近はゲーム実況に夢中。著作権問題のニュースを一緒に追いかけて、あれこれ話すのも楽しい。

  • 一緒に将棋をする
     夫から子どもへ、そして子どもから私へと伝わった将棋。昨日は初めて子どもに勝って大喜び。

  • 食べ物を一緒に味わい、感想を言い合う
     食べることが好きで、嗜好が似ている私と息子。リクエストを聞いて作り、一緒に食べて「ああでもない、こうでもない」と言い合うのが幸せです。

  • 外に出かける
     ピクニックに行って鯉や鴨にパンくずをあげたり、バスに乗って小さな遠出をしたり。外出するからこそ家で休める、と言うことかも。息子から「一緒に行こう」と誘われるのが何より嬉しい親孝行です。

  • お互いにそれぞれの時間を過ごす
     子どもはPCゲーム、漫画、空想・・・。私は料理、ピラティス、note・・  同じ空間で違うことをする。豊かな時間です^^


こうして並べてみると、私が子どもに「してあげたこと」よりも、息子が私の元気を引き出してくれたことの方が多い気がします。
つまり「家は休む場所」というのは、家族の中で誰か一人が頑張って作り上げるものではなく、お互いが支え合うことで自然に形づくられるものなのかもしれません。

私の実家は目が離せない家族もいたので割といつも賑やかで、同じ家にいてもそれぞれが静かに別のことをする…という過ごし方には縁がありませんでした。
一方、夫の実家は静かで落ち着いた家庭。
それぞれの過ごし方に思いやりがあり、どちらも素敵だと感じます。
今の我が家では、子どもと一緒に「居心地のよい静けさ」を少しずつ育てていきたいなと思います。

夫が退院して戻ってきたとき、以前よりも「休める家だな」と感じてもらえたら嬉しい。
母と子の時間を過ごす中で得られた新しい気づきに、心から感謝しています。

ではまた!

コメント

スポンサーリンク

タニタオンラインショップ
オートミール×おからのグルテンフリークッキー【フルーツ】
タイトルとURLをコピーしました