初回公開:2024年12月11日|更新:2026年5月18日
「腸活」という言葉が広まって久しいですが、私が腸活を始めたのは流行に乗ったからではありませんでした。体が弱く、ずっと自分の体と向き合ってきた末に、自然とたどり着いた場所が「発酵食品」だったのです。
虚弱体質だった幼少期
子どもの頃から、いわゆる虚弱体質でした。疲れやすく、体力がなく、周りの子と同じように動けないことも多かった。「なんで私はこんなに体が弱いんだろう」と、ずっとどこかで思っていました。
大人になってからも、その傾向は続きました。心と体と思考が密接につながっていると気づいたのは、もう少し後のこと。体を整えることが、心を整えることにもつながると分かってから、食事と運動に意識を向けるようになりました。
「何を食べるか」より「何を食べないか」
腸活を始めるにあたって、私がまず意識したのはこのことでした。
腸に良いことをするより、腸に悪いことをやめる。
よく「おばあちゃんが知らないものは食べない方がいい」と言います。私は年齢とともにカタカナが覚えにくくなってきたので(笑)、食品の裏を見てカタカナが多いものはなるべく避けるようにしています。
加工食品よりも手作りを。白砂糖はなるべく控える。添加物が少ないものを選ぶ。そういった小さな積み重ねが、じわじわと体の変化につながっていきました。
FODMAPという考え方に出会って
腸活を続けるなかで知ったのが「FODMAP(フォドマップ)」という概念です。
FODMAPとは、大腸で発酵しやすい糖質のこと。腸内細菌によって分解・発酵されると、ガスや短鎖脂肪酸が産生されます。これにより、お腹の張りや下痢、便秘などの症状を引き起こすことがあります。パン・うどん・パスタ・牛乳などに多く含まれています。
ただし、どの食品でどんな症状が出るかは個人差が大きい。体に良いと言われている食材でも、自分のお腹が張る場合は一度控えてみる。逆に、「これはダメ」と言われていても自分には問題ない食材もある。
なお、グルテンフリーとFODMAPは一部重なります。小麦はグルテン(たんぱく質)を含むと同時に、FODMAP(発酵しやすい糖質)も含んでいます。「グルテンフリーにしたら体が楽になった」という場合、実はグルテンへの反応ではなく、小麦に含まれるFODMAPへの反応だった可能性があります。腸の環境を整えることで、こうした反応が落ち着いてくることもあります。詳しくはこちらの記事で書いています。
大好きな食べ物がFODMAPに当てはまるときは、感情では食べたいのに我慢が必要なことも。それがたまにキズですが(笑)、自分の体と誠実に向き合うとはそういうことだと思っています。
発酵食品が「腸活の答え」になった理由
薬には頼らず、まず食事でなんとかしたい。そう思って始めたのが、発酵食品を毎日の食事に取り入れることでした。
野菜ファースト・発酵食ファーストで食事を始める。味噌汁を毎朝飲む。漬物を少し添える。甘酒をおやつ代わりに飲む。そういった小さなことを続けていくうちに、お腹の調子が少しずつ安定してきました。
発酵食品には腸内の善玉菌を増やす働きがあり、腸の粘膜を守ってくれます。毎日少しずつ取り入れることで、腸の環境が整い、以前は気になっていた不調が落ち着いてくることがあります。
「これさえ食べれば大丈夫」はない
腸活を続けてきて、改めて思うのはこのことです。
これさえ食べておけば大丈夫、この運動さえやっておけば病気しない、という答えは存在しない。自分と同じ体の人はいないように、その人に合ったものを、合った方法で取り入れることが大切です。
健康情報や医療情報は10年経つと変わることもあります。自分の体も年齢とともに変化していく。だからこそ、一つの情報に縛られるより、文字通り「自分の体と相談しながら」試していくことが、体に一番誠実なやり方だと思っています。
とっても脳みそ使いますけどね(笑)。
まとめ
- 腸活は「良いものを足す」より「悪いものをやめる」から始めた
- FODMAPを参考に、自分の体に合わない食品を見極める
- 発酵食品を毎日少しずつ取り入れることでお腹の調子が安定してきた
- 「自分の体と相談しながら」続けることが大切
虚弱体質だった私が、今では発酵食品を作って販売するまでになりました。体は変えられます。ただし、時間をかけて、丁寧に。




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