この年末には、「自分のパンを販売したいな」と思い立ち、少しずつ準備を始めました。
思い返せば、そこからずっと動いています。
食品衛生責任者の講習を受け、営業許可や保健所の確認、レンタルキッチンの下調べや契約、製造工程の整理、仕入れ先の検討、機械や道具の準備、販売ルートの研究、原材料シールの作成……。
本当にやることがたくさん!その一つひとつが勉強になって、毎日が新しい発見の連続です。
「きっと、これからもまだまだやることがあるんだろうな」と思うと、少し大変そうでもワクワクしてしまう。
そんな中で、ふと自分を俯瞰してみると「私、本当にやりたいんだな」と思います。
面倒だなとか、つらいなとかよりも「楽しい」が勝っている感じ。
なのに……なぜか、後回しにしてしまうんです。
そう、「後回しグセ」。
これがなかなかの強敵。
気持ちはあるのに、体が動かない。
「今日は資料を整理しよう」と思っていたのに、つい他のことを優先してしまう。
やりたいのにやれていない自分に、少しモヤモヤ。
しかも、「楽しいこと」だからこそ余計に不思議なんです。
理由を探ってみると、私の場合は“完璧にしたい気持ち”が関係しているようです。
例えば、パンの販売ページを作るにしても、「どうせなら素敵に作りたい」「写真の雰囲気も統一したい」と考え始めてしまう。
でも、そうやって理想を描けば描くほどハードルが上がってしまい、「もう少し時間があるときにやろう」と、先延ばし。
結局、なかなか形にならないまま時間が過ぎてしまう。
不思議ですよね。
本当は大好きなことなのに、動けなくなるなんて。
でも最近、少しずつ分かってきました。
「後回しにする」のは、怠けているからではなく、“うまくやりたい”という気持ちの裏返しなんだと。
それに、「やらなきゃ」と思うことを先延ばしにすると、脳が一時的に安心する、という心理もあるそうです。
つまり、心のどこかで「やらなきゃ」がプレッシャーになっていたのかもしれません。
そんなとき、私は小さな一歩を意識するようにしています。
「今日はラベルの素材だけ選ぶ」「パンの写真を1枚撮る」など、5分で終わることから始める。
すると不思議と気持ちが乗ってきて、気づけば次の作業にも手を伸ばしている自分がいます。
完璧じゃなくてもいい。
まずは動いてみる。
その積み重ねが、やがて理想の形につながっていくんだと思えるようになりました。
パンづくりも人生も、発酵と同じ。
焦らず、じっくり、ちょうどいいタイミングで膨らんでいけばいい。
後回しグセが出てきても大丈夫。
少し時間がかかっても、ちゃんと心で温めていれば、いつか必ずふわっと動き出せるはず^^



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